01 簡単ハンドメイドルアーの作り方 ( バルサ編 )

工房 : aizu 翡カワセミ翠 は、
ハンドメイドルアー専門工房です。


今回ご案内するハンドメイドルアーの製作方法は初心者の方のために、
どこでも手に入る材料や道具を使いしかも安価で簡単な方法を
‘ ハンドメイドルアー作り30年以上 ’の研究と経験を生かし私なりに工程を考えてみた
気軽で安価で簡単なバルサハンドメイドルアーの作り方を紹介します。



設 定 : バルサ材で7cmハンドメイドミノーを作ります


    1. まず準備するもの : バルサ材、定規、、ハサミ、透明下敷、油性マジック ( 太細付 )、

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ホームセンターなどや模型店などで販売している厚み8mmのバルサ材(加工しやすい)と100円ショップなどで透明下敷を
用意します。
まず、100円ショップで購入した下敷に今回作るミノーの長さ7cmで太さ(体高)2cm以内の形を油性マジックで書きます。
この書いたミノー設計図の輪郭をハサミできれいに切り取りこれから作る型とします。
今回は基本形を作るので、型は太さ(高さ2cm以内に設定)に注意して作ってください。



    2. 使用するもの : バルサ材、ミノー型、ハサミ、定規、油性マジック( 太細付 )、カッターナイフ 、
        針金(ステンレス20番)、ラジオペンチ、精密ドライバーのセット、

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バルサに7×2cmの枠を書き、その中にミノーの型の輪郭とフレーム・ウエイトの位置も表裏の両面に写します。
バルサをカッターナイフと定規を使い、長さ7cm高さ2cmの線に沿ってに2枚カットし2枚1組で使用します。
バルサをミノーの輪郭線どおりに削ります。(注意:輪郭線より内側で小さくならないようにします。)
ステンレス針金を15センチにカットしバルサのフレーム線に合うように作ります。
この時、精密ドライバーのセットからフレームのアイの太さのものに針金を挟みラジオペンチでつぶして作ります。
バルサに書き込まれているフレーム線を幅2mm深さ1mmくらいの溝をつけ同時にオモリを入れるところをつくります。
フレームとウエイト(オモリ)入れ2枚のバルサを合わせてみます。

注意 : バルサは柔らかい素材なのでヒートンは作るには簡単なのですが不向きなので
           針金の通しフレームをおすすめします。



    3. 使用するもの : ポンチ、クランプ、木工ボンド、添え木板、ウェイト(オモリ)、

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ウェイトを装着するところにポンチなどで凹みを作ります。
バルサにフレームとウェイト(加工しやすいので餌釣り用のやわらかオモリで代用します)今回はオモリ2Bを使用します。
オモリとフレームを入れたら両面に木工ボンドをつけ貼り合わせます。
バルサがクランプでつぶれるのを防ぐために、バルサの両外側に添え木をあててクランプ2〜3個で固定し完全に圧着させて
乾燥するまで自然乾燥します。

ヒント : この時のオモリの重さにより浮くタイプのフローティングにも沈むタイプのシンキングにも作れます。
            オモリの重さは、B〜3Bくらいのものから試してみるとよいでしょう。


ヒント : 一度の製作では5〜10個くらいまとめて作っていくと、ウェイトや仕上げの模様やリップの形状も
             試せるのでおすすめします。



    4. 使用するもの : カッターナイフのみ

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クランプで完全に乾燥したら、カッターナイフで荒削りをしますがバルサの木目の関係でよけいに深くナイフが入ることが
ありますので注意して加減をしながら少しづつ削るようにしましょう。

注意 : あくまでも荒削りで、後でサンドペーパーで仕上げますのでここでは削り過ぎには注意です。



    5. 使用するもの : サンドペーパーのみ

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お好みでこの時にミノーの形を太目にするか、細目にするかによりペーパーがけをしてください。
ここでは、荒削りをしたミノー本体の表面をサンドペーパーで仕上げる工程です。
完成時の形の決定となりますので、全体的に滑らかな曲面になるように仕上げます。

注意: 必ず左右のバランスを考え左右均等に作り、削り過ぎなどでウェイトのオモリがでないよう
           ボディーを細く(薄く)し過ぎないよう注意しましょう。



    6. 使用するもの : 水性マジック、クリヤラッカー(透明塗料)、ラッカーシンナー、瓶(塗料うすめ液用)、

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ボディーのベースカラーを決定して、水性マジックでバルサボディ全体に浸みこませるように塗ります。
その後よく自然乾燥後に表面にクリヤ塗料でコーティングするのですが今回はホームセンター等で簡単に入手できる
市販のクリヤラッカーをラッカーシンナーでうすめて使用します。
塗料のうすめ方は下記の割合で瓶に塗料をうすめたものを使用ます。
カラーが完全に乾燥したらうすめた塗料に‘ドブ漬け’(ディッピング)でその都度完全乾燥させながら3回〜5回繰り返します。
(時々、頭と尻を交互にすることでコーティング膜の厚さムラを少なくします。)

注意: ‘ドブ漬け’(ディッピング)とは、塗料を瓶にうすめたものに製作しているルアーを針金等でフックを作りぶら下げた状態で
           液につけることでそのままフックで吊り下げて乾燥させます。


注意: マジックは油性のものは不可です。必ず水性のものでおこなうこと!!(色が塗料に融けだしてしまうためです)

ヒント: クリヤの塗料は各メーカーで市販をしております高価なものから安価なものまで、色々なメーカーのものを試し、
           もちろんハンドメイドルアー専用の塗料(セルロースセメントやウレタン系など)が最適ですが今回は初心者用に
           なるべく金額のかからない方法で製作します。
           各メーカーの中でも‘株式会社アサヒペンのクリヤラッカー’はもっとも黄ばみが少なく適するようです。
           うすめるシンナーは、ラッカーシンナーです。

ヒント: クリヤラッカーのうすめ方は、10:7クリヤラッカー(クリヤ塗料)10に対しラッカーシンナー(うすめ液)が7を
           基本に混合してみてください。塗料の濃過ぎるのは不向きです。




    7. 使用するもの : 水性マジック、薄めたクリヤラッカー(前項で使用の透明塗料)、

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ベースカラー乾燥後にクリヤラッカーにディッピングし完全乾燥したら、自分のイメージ・アイデアでボディの柄(模様)を描きます。
柄の色の発色をよくするには、まず柄の下地にホワイトの色を塗りよく乾燥後再度1回はクリヤラッカーにディッピングし
完全乾燥した後にカラーを乗せるとイメージの色で描けます。色を重ねる場合は同じ工程を繰り返し色を重ねます。

ベースの状態や水性塗料の色の厚さや乾燥具合と塗料のディッピングなどの微妙なバランスにおいて
時折色のクラック(ヒビ割れ)が生じます。それも魚にとっても魅力の一つになるでしょう。


注意: 色はラッカー塗料に溶け出さない水性マジックを使用します。(油性は不可!!ですご注意ください)

ヒント: ベースカラーを薄い色にしたい場合は2番目の画像のように、まずベースカラーを白に塗ると薄いカラーを
            重ねた時にカラーが発色よく綺麗に色がでますので試してみて下さい。
            特にこの技術の工程は蛍光カラーマジックなどの色の薄いタイプには欠かせません。




    8. 使用するもの : ホログラムテープ、水性マジック(黒)、両面テープ、ポンチ(5mm)

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アイ(目)は市販されているものでもいいのですが手づくりの方法でオリジナルのアイを作ります。
まず100円ショップでホログラムテープと両面テープを準備します。両面テープにホログラムテープを貼りつけポンチで丸く切り抜きます。
切り抜いたものに水性マジックの黒で瞳をつけます。
そしてよく乾燥をした後に両面テープの裏の紙を剥がしてミノーのアイ取り付け位置に貼り付けます

注意: 色は必ず油性ではなく水性マジックを使用してください。クリヤ塗料に浸けた時に色が流れだしにくいためです。

ヒント: 水性マジック黒で描いた瞳が取り付け時に剥がれてしまう場合は、まずホログラムシートのみを貼りつけて
            その後に瞳を描くようにする方法で試してみるとよいでしょう。


マル秘  ヒント: 水性マジックの色が弾かれ散れてしまう場合はガソリンで拭いてから描くと色が散れなく
                       なる場合がありますのでお試しください。



    9. 使用するもの : 銀紙(チョコレート・タバコなど)、ホログラムテープ(アイ5mm円形)、水性マジック(黒)、
        両面テープ、クリヤ塗料うすめめ液、ハサミ、

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ボディにホイル(銀紙)を張る方法を説明します。今回はウロコ模様をつけなくてもできる方法です。
まず材料としては、私の作り始めた頃(30年前)の一般的なものとしてはタバコの銀紙が主流の頃に・・・
人真似の嫌いな私はレインボーフィルムやチョコレートの銀紙を独自に考え出して作っていたものでした。
その後、どこでも入手可能なアルミホイルやアルミテープ(ホームセンター)などが多くなりました。
今回は簡単で安価な方法でロッテチョコレートの銀紙(ロッテのロゴを模様に生かします)
前回までの作ったミノーの大きさに銀紙を左右分ハサミで切り抜いておきます。
接着はクリア塗料のうすめ液をボディーと銀紙(貼りつける面)の両方に薄く塗り、
貼り合わせて接着乾燥させるとうろこ模様の完成です。

アイは説明してきたほかに100円ショップでも入手可能なぬいぐるみ(人形)に使用する動く目玉でもおもしろく
そして魚にもアピールしますので是非お試しください。


注意: ボディーや銀紙に塗料を塗る際はなるべく薄く均等に塗り乾く前に貼り付けてください。

ヒント: 綺麗に仕上げるにはディッピング乾燥後の度に、細かい番数のサンドペーパーで
            ボディー表面を整えながら繰り返すことです。


マル秘  ヒント: 今までの製作中にバルサのミノーに浸みこませた塗料を再度塗ることで多少溶け出したのを
                       利用して接着しますのでバルサ(下地)には何度もどぶ浸けで木肌表面を滑らかに仕上げ
                       ておくのが仕上がりをきれいにするコツです。



    10. 使用するもの : ホログラムテープ(アイ5mm円形)、ぬいぐるみ用アイ(5〜6mm)、
        水性マジック(黒)、両面テープ、ハサミ、

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ロッテチョコレートの銀紙貼りには、まず黒目を描いてないホログラムテープ(ゴールド)のアイを貼り付けます。(左右に)
この場合は貼りつけてから黒目を水性マジックでいれてよく乾燥させます。
ボディーを黄色に塗ったミノーはベースにまずホワイトを塗り発色と色を良くするため乾燥後に黄色を塗りました。
この黄色のミノーにはぬいぐるみの目玉をつけますが、目玉の裏に両面テープを貼り取り付けます。

注意: 今回の場合はアイを取り付けるのに両面テープを利用します。



    11. 使用するもの : クリヤ塗料うすめ液、

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色付けやアイの取り付けも終わりボディーの完成作業に入ります。
いよいよ最終クリヤ塗料の‘ドブ漬け’ディッピング作業です・・・
下記の注意およびヒントを参考にすすめましょう!!
あと残すところはリップの取り付け作業のみとなりました。

今回の作業で私の場合は7cmミノー4個と11cm(アユカラー)1個の合計5個をまとめて製作しております。
ちなみに1枚の一般の工作用バルサの購入サイズから今回製作分も含めて全部で7cmタイプが14個、
11cmタイプが2個作れます。

参考: アユカラー11cmのカラーリングは下地にはまず白を塗り表面はシルバー(銀色)で仕上げてみました。

さあ皆さんも頑張って作りましょう!!

注意: ディッピングはその都度よく乾燥させながら繰り返してください。(安価に作る工程のため、クリヤラッカーは
            塗料を重ねる際に前回の塗料が融けだす弱点があります。)

            今回は安価で作る目的なのでうまく作れるようになってから高価な塗料を使うようにおすすめします。

ヒント: 完成間近のディッピングなので、今までの使用してきた希釈のクリヤラッカーは量が減った分くらい
            クリヤの原液を足して少し濃くしてもよいでしょう。




ルアー作りのつづきは・・・更新、楽しみに待ってね!!

  使用するものリスト

    <<100円ショップで入手可能なもの >>

       定規、カッターナイフ、ハサミ、透明下敷、油性マジック、針金(ステンレス)、精密ドライバーのセット、

       ラジオペンチ、クランプ、木工ボンド、添え木板、サンドペーパー、ポンチ(5mm)、両面テープ

       水性マジック(使用するカラー各色を用意)、瓶(クリア塗料うすめ液用に使用)、ホログラムテープ、

       ぬいぐるみの目玉、

現在までの100円SHOP購入金額・・・合計金額は/約2,400円(消費税抜き)


    <<ホームセンターや模型店、釣具店等で入手可能なもの >>

       バルサ材、塗料(クリヤラッカー)、シンナー(ラッカーシンナー)、オモリ(ウェイト)

現在までの他のSHOP購入金額・・・合計金額は/約 円(消費税抜き)


    <<その他 >>

       チョコレートの銀紙やタバコの銀紙など

合計金額は/ 0 円(消費税抜き)


現在の総合計金額は/約2,400円(消費税抜き)+ α





<<渓流ミノーイング桐ルアー‘ KILY キリー 50 ’の紹介>>   aizu 翡翠 の桐ルアーこれくしょん!!

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